News letter 日々是好日(にちにちこれこうじつ)

第19号

PDF版
第18号へ

ご挨拶

梅雨の晴れ間に太陽のありがたみをしみじみ感じるこの頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
雨後の新緑もひときわ色を深め、いよいよ今年も暑い夏が始まりますね。

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
ニュースレター第19号を発行いたしましたので、お手隙の際にご一読いただければ幸いです。

日増しに暑くなってまいりますが、体調など崩さないようお気をつけください。


PCB廃棄物の処理期限が迫っています!

ポリ塩化ビニフェル(PCB)は、人の健康および生活環境に被害を与える恐れがある物質です。そのため、PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB措置法)に基づいて、定められた期限までにPCB廃棄物の確実かつ適正な処理をしなければならないと定められています。

平成28年8月のPCB措置法の改正に合わせ、使用中の変圧器やコンデンサー等の高濃度PCB使用製品についても処分期間内に使用を終えて処分するよう、電気事業法の「電気設備に関する技術基準を定める省令」等が改正されました。

(環境省HPより)


【PCB廃棄物の分類・処分】

PCB廃棄物保管事業者は、PCB廃棄物の処理を他人(特別管理産業廃棄物処理業者)に委託する場合、その収集運搬料金と処理料金を負担する必要があります。
中小企業や個人等の場合には、PCB廃棄物(低濃度PCB廃棄物を除く。)の処理料金について負担軽減制度を御利用になれます。



PCBとはどんなもの?

PCB廃棄物は、PCB濃度により高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分類されます。高濃度PCB廃棄物はPCB濃度が0.5%(=5000ppm)を超えるものとなります。 PCBが使用された代表的な電気機器等には、高圧変圧器や高圧コンデンサー、安定器があります。

PCBは電気絶縁性が高い、燃えにくいなどの化学的に安定した性質を有することから、トランス(変圧器)、コンデンサー(蓄電器)の絶縁油、感圧複写紙など幅広い用途で使用されていましたが、その毒性が社会問題化(昭和43年にはカネミ油症事件が発生)したため、昭和47年以降は製造されていません 



PCBを含む電気機器がないか確認が必要です!

事業所はもちろん、過去に事業をされていた方々のご自宅や倉庫にPCBを含む電気機器が発見されることがあります。廃棄処分の際に、PCB含有の有無によって、一般の産業廃棄物もしくはPCB廃棄物に区別され、処理方法が変わってきます。また、検査によりPCBが入っていないことが検査証に明記されていないと、一般産業廃棄物処理業者は廃棄処分を受け付けません。

皆さまの事業所やご自宅などでPCBを含む電気機器(変圧器、コンデンサー、家庭用を除く照明用安定器など)を保管または使用している場合は、期限までの確実な処理が必要です。倉庫や電気室、キュービクルなど、PCBを含む電気機器がないか再度点検をお願いします。

PCB含有の有無の判別は、機種により異なり、電気機器に取り付けられている銘板の確認が必要です。

銘板確認のため、通電中の変圧器・コンデンサーに近づくと感電の恐れがあり大変危険です。
必ず電気保安技術者に依頼して確認してください。

弊社でも検査をお引き受けできますので、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。


省エネのことなら“泰耀”にお任せください!

「お客様に安心を与え、共に耀く」という思いとともに。
泰耀は、事業所様の省エネに関するコンサルティングから保守・メンテナンスに至るまで、しっかりと関わり、省エネを実感して頂けるようサポート致します。
省エネについてわかないことがございましたら、まずは気軽にご相談ください。

【おもな事業内容】
・省エネルギーに関する総合コンサルティング
・省エネルギー診断、節電診断によるコスト削減
・省エネルギー講演会、講習会
・エネルギー使用量等の調査、測定、解析
・電気設備の保守管理

TEL:058-260-8190
E-mail:info@sumiworks.com